日本歴史地名大系 「諸上寺」の解説 諸上寺しよじようじ 新潟県:村上市三日市村諸上寺[現在地名]村上市岩船三日市 寺山村上市街地を望む字寺山(てらやま)中腹に南面してある。海厳山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。寺伝によれば大化年中(六四五―六五〇)創建され、感応(かんおう)寺と称したという。文明七年(一四七五)三月二〇日耕雲(こううん)寺五世徳嶽宗欽により再興され海厳山諸上寺と改称した。しかし法灯継承の争いが起こるなどして寺運が衰えて断絶。天正元年(一五七三)本庄繁長が耕雲寺一三世岩室文松を招いて再興したという。当寺蔵の大永七年(一五二七)三月一一日付の寺領年貢納帳の表紙には「本田三千二百苅 代九貫六百文」、表紙裏には「此外山田 野地一貫二百文なり」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by