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本庄繁長 ほんじょう しげなが

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

本庄繁長 ほんじょう-しげなが

1539-1614* 戦国-江戸時代前期の武将。
天文(てんぶん)8年生まれ。本庄房長の長男。越後(えちご)(新潟県)本庄領主。上杉謙信の死後,上杉景勝(かげかつ)とむすび,出羽(でわ)庄内3郡を平定。天正(てんしょう)19年出羽仙北一揆(いっき)を扇動したとして豊臣秀吉に蟄居(ちっきょ)させられた。朝鮮出兵を機にゆるされ,景勝の会津(あいづ)移封で守山城代,ついで福島城代となった。慶長18年12月死去。75歳。通称は弥次郎。号は雨順斎全長。
【格言など】戦国の世なれば裏切りの手段は敵味方ともにある

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

本庄繁長

没年:慶長18.12(1613)
生年:天文8(1539)
安土桃山時代の武将。房長の子。通称弥次郎。越前守。雨順斎全長と号す。越後国岩船郡小泉荘本庄(新潟県村上市)を本領とした。上杉謙信による越後統一が進むなか,これに従った。謙信の死後その跡を巡って景勝と景虎が争った天正6(1578)年の御館の乱では景勝に味方し,以後上杉家中にあって下越地方最大の勢力を誇った。続いて出羽国庄内地方へも勢力を伸ばすが,同19年,同国の仙北一揆を扇動したとして豊臣秀吉より罪を受け,大和国に蟄居させられた。文禄1(1592)年,朝鮮出兵を機に許され,景勝のもとに帰参がかなった。戦国の世にあって,家名を全うした国人の一例として注目される。<参考文献>『新潟県史〈通史編2〉中世』

(堀内亨)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

ほんじょうしげなが【本庄繁長】

1539‐1613(天文8‐慶長18)
戦国~江戸初期の武将。越後国小泉荘(新潟県村上市付近)の領主。弥次郎,越前守。誕生7日前に叔父の小河長資に城地を奪われて父房長は死亡。12歳のとき長資を切腹させて本領を奪還した。初めは上杉謙信に従ったが,永禄(1558‐70)末年武田信玄と結んで自立をはかり,謙信と対抗した。このときは伊達・蘆名両氏の斡旋をいれて和睦したが,その後も織田信長と結ぶなど謙信政権からの離脱をはかった。謙信急死後は上杉景勝と結び,出羽庄内の武藤氏(大宝寺氏)に介入して支配下におさめた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

本庄繁長
ほんじょうしげなが
(1539―1613)

戦国期から江戸初期の武将。弥次郎。越前守。越後国岩船郡小泉荘本庄(現、新潟県村上市)の領主本庄房長の長子。叔父小河長資に奪われた本庄城(村上城)を1551年(天文20)回復し本庄の領主となる。1563年(永禄6)に上杉謙信に属し関東出陣に参加し軍功をあげたが、1568年には武田信玄と結んだため謙信の攻撃を受け対立した。謙信死後の御館の乱(おたてのらん)では、上杉景勝(かげかつ)に味方し景勝の下でも下越(かえつ)随一の勢力を保持した。庄内地方に進出を図る最上義光(もがみよしあき)と対立したが、1589年(天正17)豊臣秀吉の裁定で繁長は庄内支配を公認された。しかし翌年秀吉は景勝に庄内仕置を命じた。1591年出羽仙北一揆(でわせんぼくいっき)が起こると、繁長は一揆画策を疑われて改易、大和に蟄居(ちっきょ)した。1592年(文禄元)の朝鮮陣に許されて参陣し再び景勝に仕えた。1598年(慶長3)秀吉により景勝が会津に転封(てんぽう)となると、これに従い陸奥(むつ)田村郡守山城代となり1万石を与えられた。関ヶ原の前哨戦である会津口の戦いでは、信夫郡(しのぶぐん)福島城主として徳川方の伊達氏を苦しめたが、戦後景勝が米沢に転封されると繁長の所領も3分の1となった。慶長18年福島城で没。74歳。本庄家に伝来した古文書等は北海道立公文書館が所蔵する。[木越隆三]
『渡辺三省著『本庄氏と色部氏』(1987・村上郷土研究グループ) ▽『村上市史 通史編1』(1999)』

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