諸刃(読み)モロハ

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「諸刃」の意味・読み・例文・類語

もろ‐は【諸刃・両刃】

  1. 〘 名詞 〙 刀剣などの身の両辺ともに刃のあるもの。
    1. [初出の実例]「剣刀(つるぎたち)諸刃(もろは)の利(と)きに足踏みて死なば死なむよ君によりては」(出典万葉集(8C後)一一・二四九八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の諸刃の言及

【刃物】より

…二つの面が鋭く交わる刃先cutting edgeによって,切り,削り,彫る道具の総称。剣のように身の両側に刃がつくものを諸刃(もろは)または両刃(りようば),刀のようにその片側に刃がつくものを片(偏)刃(かたは)と呼ぶ。こうした呼び分けは,日本では奈良時代以来行われ,〈かたな〉の語も片刃(〈な〉は刃の古称)に由来する。…

※「諸刃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む