凶刃(読み)キョウジン

デジタル大辞泉 「凶刃」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じん【凶刃/×兇刃】

人を殺傷するために用いる刃物。「―に倒れる」
[補説]書名別項。→凶刃
[類語]片刃諸刃両刃替え刃やいば刃物打ち物

きょうじん【凶刃】[書名]

藤沢周平による時代小説シリーズ「用心棒日月抄」の第4作。シリーズ最終作となる本作では、主人公青江又八郎用心棒稼業生計を立てる浪人ではなく、城勤めをしており、藩からの命で江戸に赴く。平成元年(1989)から平成3年(1991)にかけて、「小説新潮」誌に断続的に連載単行本は平成3年(1991)に刊行

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精選版 日本国語大辞典 「凶刃」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じん【凶刃・兇刃】

  1. 〘 名詞 〙 凶行に用いる刃物。人を殺すのに使う刃物。毒刃
    1. [初出の実例]「無辜(むこ)良民を捕へて、之に兇刃を加へるに至った」(出典忠直卿行状記(1918)〈菊池寛〉五)

凶刃の補助注記

「凶刃」は「兇刃」の書き換え。

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