諸持村(読み)もろもちむら

日本歴史地名大系 「諸持村」の解説

諸持村
もろもちむら

[現在地名]銚子市諸持町

桜井さくらい村の西にあり、銚子道が通る。館之内たてのうち平塚の一夜城ともよばれる諸持砦が築かれていたとされ、土塁などを遺構とする。天正一九年(一五九一)八月四日の検地帳(県立上総博物館蔵)に香取郡とうノ庄諸持之郷とある。元和三年(一六一七)知行宛行状に香取郡東庄内として諸持村とみえ、旗本石河領となっており、寛永九年(一六三二)の知行高書上写(青柳家文書)では高二〇八石・新開二石余。幕末まで同領。元和三年の柑子木数帳(谷本家文書)では村内の辻之坊が柑子木一本を植えていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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