諸根樟一(読み)モロネ ショウイチ

20世紀日本人名事典 「諸根樟一」の解説

諸根 樟一
モロネ ショウイチ

大正・昭和期の郷土史



生年
明治26(1893)年9月6日

没年
昭和26(1951)年9月13日

出生地
福島県菊多郡川部村(現・いわき市)

本名
諸根 正一

学歴〔年〕
早稲田工手学校卒

経歴
大正2年測量士として北関東で働く。7年郷里の福島県に戻り、大日本炭鉱の川部鉱山に勤務。8年鉱山での経験をもとにした小説坑夫の死」を「労働文学」に発表。13年から平町で古書店を経営する傍ら、郷土文化会を主宰して郷土史の研究に従事した。昭和5年上京、光文社に入社著書に「磐城文化史」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「諸根樟一」の解説

諸根樟一 もろね-しょういち

1893-1951 大正-昭和時代の郷土史家。
明治26年9月6日生まれ。大正8年大日本炭鉱勤務の経験をもとにした小説「坑夫の死」を「労働文学」に発表。昭和のはじめ,福島県平町(いわき市)で郷土文化会を組織,「郷土文化」を刊行した。昭和26年9月13日死去。58歳。福島県出身。本名は正一。著作に「福島県政治史」「磐城文化史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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