日本歴史地名大系 「諸郷地頭系図」の解説 諸郷地頭系図しよごうじとうけいず 一冊 伊地知季安編著別称 地頭系図成立 安政―慶応年間か原本 東京大学史料編纂所解説 戦国期から幕末の嘉永期に至る鹿児島藩の直轄郷の地頭名と在任期間を書上げ集成したもので(喜入・今泉・知覧など一部私領も含む)、いろは順に配列される。各郷の冒頭下欄には郷の総高・狩夫人数・地頭職高を記す。記載様式や文字が不統一なこと、地頭職高や郷の肩に付した所属郡名が後筆であることなどから、季安が郷ごとに分けて書留めていたものを後で合綴したものに、追補を加えた未定稿本と推定される。もとは九四郷を収めるが、出水・市来・伊集院の三郷分は脱落している。記事の収載下限は嘉永七年。活字本 鹿児島県史料「諸氏系譜一」 諸郷地頭系図しよごうじとうけいず 一冊別称 薩摩藩諸郷地頭記 伊地知季安編著成立 嘉永七年以前原本 東京大学史料編纂所解説 鹿児島藩領内における私領を除いた諸郷の歴代の地頭名と在任期間などを「いろは」順に列記している。郷の冒頭部分の下欄には惣高・狩夫高などが記載されている。なお郷名の肩に記された郡名、下欄の地頭職高はいずれも後筆であり、別個の史料によって追記されたものと考えられる。活字本 「鹿児島県史料」旧記雑録拾遺諸士系譜一 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by