謁者(読み)えっしゃ

精選版 日本国語大辞典 「謁者」の意味・読み・例文・類語

えっ‐しゃ【謁者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 尋ねてきた人を主人に取り次ぐ人。とりつぎ。
    1. [初出の実例]「郡の太守下の謁者から出て事景帝たぞ」(出典:史記抄(1477)一六)
    2. [その他の文献]〔漢書‐百官公卿表・上〕
  3. 身分の高い人や目上の人に面会を求める人。
    1. [初出の実例]「謁君は王稽が謁者で使をしたほどに云ぞ」(出典:史記抄(1477)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「謁者」の読み・字形・画数・意味

【謁者】えつじや

取次の役。〔韓非子、説林上〕不死王に獻ずるり。之れを操(と)りて以て入る。中射の士問うて曰く、らふべきかと。曰く、可なりと。因りて奪ひて之れをらふ。

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