デジタル大辞泉 「謁」の意味・読み・例文・類語 えつ【謁】[漢字項目] [常用漢字] [音]エツ(漢) [訓]まみえる身分の高い人に面会する。お目通りする。「謁見/上謁・内謁・拝謁・来謁」[名のり]つく・ゆく えつ【謁】 1 貴人や目上の人に会うこと。お目通り。「謁を賜る」2 名刺。「―を通じ、おおやけの紹介状を出だして」〈鴎外・舞姫〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「謁」の意味・読み・例文・類語 えつ【謁】 〘 名詞 〙① 身分の高い人、目上の人に会うこと。おめみえ。謁見。〔史記‐范雎伝〕② 名刺。[初出の実例]「失謁は手にもちたる酈生が謁をあまりをそろしさに不覚して落たぞ」(出典:史記抄(1477)一三)[その他の文献]〔史記‐高祖本紀〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「謁」の読み・字形・画数・意味 謁常用漢字 15画(旧字)人名用漢字 16画 [字音] エツ[字訓] まみえる[説文解字] [字形] 形声声符は曷(かつ)。曷に(えつ)の声がある。〔説文〕三上に「白(まう)すなり」とあり、もと神に告げ求める意。曷は曰(えつ)と(かい)とに従い、曰は祝詞。は屍骨の象で、その呪霊によって神に請謁する意であった。のち貴人にまみえる意に用いる。[訓義]1. まみえる。2. つげる、とう、こう。3. とりつぎ、その際に用いるなふだ。[古辞書の訓]〔名義抄〕 マミユ・アフ・ムカフ・マウス・ネガフ・コフ・イフ・ツグ・カタラフ・トトノフ・ツカフ・ウク・シロシ・エラブ[語系]iat、曷hat、(喝)xat、遏at、歇xiat、竭giatはみな曷の声義を承け、請謁・遏止の意をもつ字。また抑iet、壓(圧)eapも声義近く、強く求める意がある。[熟語]謁帰▶・謁急▶・謁覲▶・謁遇▶・謁見▶・謁候▶・謁告▶・謁刺▶・謁辞▶・謁舎▶・謁者▶・謁請▶・謁薦▶・謁▶[下接語]往謁・求謁・啓謁・敬謁・迎謁・告謁・私謁・刺謁・祠謁・辞謁・受謁・女謁・上謁・進謁・趨謁・薦謁・素謁・走謁・朝謁・通謁・典謁・内謁・入謁・拝謁・伏謁・奉謁・面謁・来謁・礼謁 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の謁の言及 【名刺】より …【山田 和子】[中国] 現代中国語ではふつう〈名片〉という。古くは〈名紙〉〈名帖〉〈名単〉〈片子〉,あるいは単に〈刺〉〈謁(えつ)〉ともいった。〈名刺〉もその古称の一つであって,すでに唐の元稹の詩にみえている。… ※「謁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by