警戒警報(読み)けいかいけいほう

精選版 日本国語大辞典 「警戒警報」の意味・読み・例文・類語

けいかい‐けいほう【警戒警報】

〘名〙
警戒をきびしく行なえ、という知らせ。戦時、防空警報の第一段階として敵機来襲のおそれがある場合に発令された。サイレンラジオ電信口頭掲示などによって行なわれる。
断腸亭日乗永井荷風〉昭和一八年(1943)五月一二日「警戒警報の笛なりわたり街上の燈火悉く消去りしが」
② 比喩的に、何かへの警戒をきびしく行なうようにという知らせ。
文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉八「人間心理につきものの不安・動揺は、その時々に存在する危機を知らせるための警戒警報である」

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デジタル大辞泉 「警戒警報」の意味・読み・例文・類語

けいかい‐けいほう【警戒警報】

警戒を必要とする知らせ。特に、戦時下で、敵機の空襲のおそれがある場合などに出される。「警戒警報発令」

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