普及版 字通 「譫」の読み・字形・画数・意味
譫
20画
[字訓] うわごと・たわごと
[字形] 形声
声符は(せん)。は崖下などの匿れたところでひそかに神に祈るときの、小言でつぶやくような祈りをいう。譫はその意の形声字。の繁文とみてよい字である。〔素問、熱論〕に「を欲せずして譫言す」とあり、高熱でうわごとをいう意である。
[訓義]
1. うわごと、たわごと。
2. おしゃべり。
[語系]
譫・tjiamは同声。は祝の語。譫は意味のわからぬ語。またnjiapという語があり、聶(じよう)は小声でささやく意。(じよう)は〔説文〕三上に「多言なり」とみえる。
[熟語]
譫言▶・譫語▶・譫妄▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報