日本歴史地名大系 「讃岐坊」の解説 讃岐坊さぬきぼう 山口県:萩市見島讃岐坊[現在地名]萩市見島 本村本村(ほんむら)集落の北部にある。真言宗御室派。本尊は不動明王。応永年中(一三九四―一四二八)の創建で、開基は大内義弘、開山は了開阿闍梨と伝える。中世以降、島内の八幡・客幡(かくまん)両宮の社坊で、その別当も勤めていた。応永二〇年銘の当寺の梵鐘(市指定有形文化財)には「長州大津郡見島郷覚満宮」とある。鐘は当時の地頭山田弘貞が客満宮に寄進したもので、客満宮はのちの客幡宮である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by