谷ヶ関所跡(読み)やがせきしよあと

日本歴史地名大系 「谷ヶ関所跡」の解説

谷ヶ関所跡
やがせきしよあと

[現在地名]山北町谷ヶ

小田原藩支配六関の一つ。小田原城下より五里、駿河御厨みくりや(現静岡県御殿場市一帯)に抜ける小田原道の字南開戸みなみがいとに設置されていた。設置年代は不明。年未詳の口上之覚(岡部家旧蔵)によれば、当初は河村かわむら関所の裏関として百姓が番をし、寛永一四年(一六三七)に定番人が取立てられたという。

貞享二年(一六八五)の御引渡記録では、番人一、定番人一が置かれ、弓一、鉄砲一、関所付長柄二、三道具一、組棒二を備えとしたが、「風土記稿」では番頭一、定番二、軽卒一とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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