谷住郷村(読み)たにじゆうごうむら

日本歴史地名大系 「谷住郷村」の解説

谷住郷村
たにじゆうごうむら

[現在地名]桜江町谷住郷

大貫おおぬき村の西、江川下流域右岸に位置し、西にし(五九三・二メートル)南麓丘陵に立地。同山系を源とする小谷こたに川が長戸路ながとろ川を合せ南西流し江川に注ぐ。小谷川が江川河畔に造成した氾濫原上右岸にいち左岸舟津ふなつ集落がある。「李朝実録」の成宗二年(一四七一)正月一六日条に「石見州桜井津」とみえる朝鮮貿易の基地桜井さくらい津を当地に比定する説がある。江川舟運の要衝地の舟津に住郷口番所が置かれた。当村と大貫村三俣みまた(現川本町)井田いだ村・福田ふくだ(現温泉津町)の五ヵ村が添村に指定され、番所の日用経費や修復費用などを負担した(「石見国郡中入用其外取計定書」重留家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む