日本歴史地名大系 「谷瀬村」の解説
谷瀬村
たにぜむら
十津川筋、
嘉永六年(一八五三)の合薬製方取締書(十津川宝蔵文書)に「十津川郷之儀者従往古御由緒有之場所柄ニ付、郷中所持之鉄砲四百六拾五挺御座候処、今般異国船防禦御手当方御厳重之上ハ、何時ニ而も罷出御用相勤可申覚悟ニ罷有候、依之以来郷中入用手当硝石合薬郷内ニ而製度、惣代を以御伺奉申上候所、製法場所御尋ニ付、場所不申上候而ハ御役所表御聞済無之ニ付、則谷瀬村、風屋村、野尻村ト申上候」とあり、幕末、十津川郷では鉄砲用の硝石合薬の製造を谷瀬村・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報