デジタル大辞泉 「象の檻」の意味・読み・例文・類語 ぞう‐の‐おり〔ザウ‐をり〕【象の×檻】 軍事通信の傍受を目的とする巨大な円形のケージ型アンテナ施設の通称。高さ数十メートルの鉄塔が同心円状に配置され、直径は数百メートルになる。沖縄県読谷村や青森県三沢市の米軍基地に設置されていた。自衛隊も同様の施設を喜界島など3か所に配備している。ウーレンウェーバーアンテナ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「象の檻」の意味・わかりやすい解説 象の檻ぞうのおりelephant cage 360度の全方位からの電波が受信可能な高感度アンテナの俗称。円形のアンテナフレームの外観が檻 (おり) に以ていることからこう呼ばれる。周辺国や船舶等の通信を傍受する目的で青森県三沢と沖縄県楚辺にある米軍通信所に設置されており,北東アジアにおける情報収集の拠点となっている。美保をはじめ陸上自衛隊の通信所にも同様の円筒形アンテナが設置されており,通信情報活動に従事しているといわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by