貝杓子(読み)カイジャクシ

デジタル大辞泉 「貝杓子」の意味・読み・例文・類語

かい‐じゃくし〔かひ‐〕【貝×杓子】

ホタテガイなどの平たい貝殻に、竹や木の柄をつけた杓子江戸では、扇子とともにお年玉としてよく用いられた。

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精選版 日本国語大辞典 「貝杓子」の意味・読み・例文・類語

かい‐じゃくしかひ‥【貝杓子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 板屋貝帆立貝などの殻に、竹や木の柄(え)をつけた杓子。汁物をすくうのに用いる。また、近世では、お年玉として配るのに用いた。〔運歩色葉(1548)〕
    1. 貝杓子<b>①</b>〈吉原こまざらい〉
      貝杓子〈吉原こまざらい〉
    2. [初出の実例]「家主にかいじゃくしささせて、女の料理食わせんとす」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)上)
  3. おいかけ(老懸)」の異称

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