貝鞍(読み)カイグラ

デジタル大辞泉 「貝鞍」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぐら〔かひ‐〕【貝×鞍】

《「かいくら」とも》鞍橋くらぼねの一。鞍橋表面に、夜光貝青貝文様を刻んではめ込み、漆を塗って研ぎ出したもの。螺鈿らでんの鞍。

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精選版 日本国語大辞典 「貝鞍」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぐらかひ‥【貝鞍】

  1. 〘 名詞 〙 鞍の一つ。鞍橋(くらぼね)の表面を漆地に、貝で模様を嵌(は)めてみがき出したもの。螺鈿(らでん)の鞍。
    1. [初出の実例]「能員故献御引出物〈略〉御馬一疋〈鴾毛、蛛丸貝鞍〉」(出典吾妻鏡‐正治元年(1199)一一月一九日)

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