貞永寺(読み)ていえいじ

日本歴史地名大系 「貞永寺」の解説

貞永寺
ていえいじ

[現在地名]大東町大坂

金剛山と号し、本尊釈迦如来。臨済宗妙心寺派。寺伝では初め真言宗、のち禅宗寺院となり、南北朝初期に遠江国安国寺に指定されたという。ただし、「扶桑五山記」では貞永寺(開山玉峰妙圭)と安国寺(開山南溟殊鵬、玉峰の嗣)が並記される。もり蔵泉ぞうせん寺所蔵の大般若経巻一七八の奥書に至徳二年(一三八五)八月二一日「金剛山貞永安国禅寺」で書写とあり、貞永・安国は一体の寺院として把握されている。ほか巻九一・九二・九五・九六にも「貞永安国禅寺」「金剛山安国禅寺」「貞永寺」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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