日本歴史地名大系 「西大坂村」の解説 西大坂村にしおおさかむら 静岡県:小笠郡大東町西大坂村[現在地名]大東町大坂与惣(よそう)川右岸、小笠山丘陵の最南端に位置し、南は浜野(はまの)新田村、西は野賀(のが)村(現大須賀町)。正保郷帳に村名がみえ、田方一千二四石余・畑方一四四石余、ほかに安国寺(貞永寺)領五石・正蔵寺(現廃寺)領二石・岩岡寺(岩岳寺)領六石・天神領二石・拾弐相権現領二石。江戸時代の領主の変遷は来福(らいふく)村に同じ。「遠淡海地志」によれば家数一五〇余、小地名として石畠・寺部(てらべ)(五〇戸)・町・中河原(なかがわわら)(四〇戸)・西野(にしの)がある。産物は西瓜。中川(なかがわ)に貞永(ていえい)寺(現臨済宗妙心寺派)塔頭の正蔵寺・十二相権現、天神社・浅間社があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by