貧血性母斑(読み)ひんけつせいぼはん(その他表記)Nevus anemicus

六訂版 家庭医学大全科 「貧血性母斑」の解説

貧血性母斑
ひんけつせいぼはん
Nevus anemicus
(皮膚の病気)

どんな病気か

 生まれつきの蒼白(そうはく)な斑です。入浴や、皮膚をたたいたり刺激を加えても、まわりは充血するのにそこだけ白いまま残るのが特徴的です。限局的な血管神経の機能異常が原因といわれています。とくに胸、上背、上腕部に多く、顔面手足には少ないようです。後述の母斑症(ぼはんしょう)レックリングハウゼン病の一症状として出ることがあります。

治療の方法

 有効な治療法はありません。見た目の問題が主になりますので、化粧で隠す(カバーマーク資生堂など)程度になります。悪性化などの心配はないので、経過をみるだけでよいでしょう。

安田 浩

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

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