販売基準(読み)はんばいきじゅん(その他表記)sales basis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「販売基準」の意味・わかりやすい解説

販売基準
はんばいきじゅん
sales basis

企業会計における収益の把握にあたって適用される原則。企業会計においては収益は企業の提供する財貨またはサービスが販売された時点で実現したものとみなされる。この実現の意味を一方で販売という事実,すなわち財貨の売渡し,サービスの提供という事実,他方ではこれによって現金あるいは容易に現金化できる資産,すなわち支払手段として使用可能な確実な資産の獲得という事実の両者に求める基準が販売基準である。また法律上の所有権移転の事実よりも実際に行われた取引事実を尊重して,受注した商品の引渡しまたは発送をもって販売とみなす。この処理原則は商品の価値が販売という事実,すなわち買手の価値の承認によって初めて価格が確定する (商品価値が社会的に初めて実現する) ということに基づく。

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