貴国(読み)キコク

精選版 日本国語大辞典 「貴国」の意味・読み・例文・類語

き‐こく【貴国】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 尊い国。
    1. [初出の実例]「百済の王、東の方に日本の貴国有ことを聞て、臣等遣て其貴国に朝でしむ」(出典:日本書紀(720)神功摂政四六年三月)
  3. 相手の国に対する敬称あなたの国。
    1. [初出の実例]「入朝貴国下客」(出典文華秀麗集(818)上・七日禁中陪宴詩〈釈仁貞〉)
    2. 「そうすると、酒を飲みながら文学の話をしてもいいんだな、貴国でも」(出典:瓦礫の中(1970)〈吉田健一〉三)
    3. [その他の文献]〔国語‐周語〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む