日本歴史地名大系 「賀久留神社」の解説 賀久留神社かくるじんじや 静岡県:浜松市旧敷知郡・引佐郡地区神ヶ谷村賀久留神社[現在地名]浜松市神ヶ谷町旧県社。近世までは神谷(かみがや)明神・八幡宮などと称された。祭神は気長帯比売命・誉田別命・玉依比売命・闇御津羽神・闇淤加美神。「延喜式」神名帳に載る敷智郡「賀久留(カクルノ)神社」に比定される。貞観四年(八六二)五月一日、遠江国正六位上の賀久留神が従五位下に進階している(三代実録)。天文九年(一五四〇)三月一八日の今川義元判物写(賀久留神社文書)によれば、神谷明神職が池谷備前守に安堵されており、翌年三月一〇日には飯尾乗連が神谷明神の造営を命じられているが(「今川義元判物写」同文書)、両文書は検討の余地があるとされる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by