『古今和歌集』以下の勅撰(ちょくせん)和歌集の歌の分類の一つ。『古事記』『日本書紀』『万葉集』などの寿歌(ほぎうた)の系列を引き、長寿、繁栄をことほぐものである。賀歌の代表としては、『古今和歌集』賀歌の「わが君は千代に八千代にさざれ石の巌(いはほ)となりて苔(こけ)のむすまで」がある。四十賀(よそじのが)、五十賀(いそじのが)など長寿を祝う「算賀」の歌を中心に、御代(みよ)をことほぐ歌、家系の繁栄を願う歌、生誕、加冠など通過儀礼の歌などがある。『千載(せんざい)和歌集』で大嘗会(だいじょうえ)歌も賀歌に加えられ、以後、これが先例となる。屏風歌(びょうぶうた)として詠まれたものも多い。賀歌は祝言を述べるという制約があり、場面に従う即興性も求められるので、題材も限られやすく、それだけに、高い技量が求められた。
[新井栄蔵]
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...