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基本給 きほんきゅうbasic salary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

基本給
きほんきゅう
basic salary

職種,勤続年数,学歴,年齢などを勘案して決定される賃金の基本的部分。諸要素を総合するところから総合決定給ともいわれる。日本では本俸または本給とも呼ばれるこの基本給を中心に賃金体系を形成してきた。基本給は企業内の序列を示すと同時に,賞与退職金の算定基礎となっている。従来属人的要素が強かったが,最近は職務給職能給など仕事の要素による賃金項目が加えられている。基本給と諸手当を含めて所定内給与または基準内賃金という。

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デジタル大辞泉の解説

きほん‐きゅう〔‐キフ〕【基本給】

手当を除いた基本的な賃金部分。本俸。本給。

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百科事典マイペディアの解説

基本給【きほんきゅう】

本給とも。賃金体系のうち付加的部分を除いた基本的部分で,ボーナスや退職金の算定基準ともなる。その決定要素は年齢,学職歴,勤続など。これらについて個別に決めた部分給を加算するものと,幾つかの要素を勘案して決める総合決定給とがある。

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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

基本給

従業員に支給される賃金のうち、各企業で定めた基本的な給与をさす。通常は全社員を対象に支給され、給与の定期改定の対象となっている。この点で、該当する人に該当した時点から支給される手当とは扱いが異なる。各企業では、1つから複数の給与項目を含めて基本給とする定義を行っているが、その内訳は企業によって異なり、また階層などによっても一律とは限らない。 基本給は法律上の意味はもたないが、かつては賞与や退職金の算定基礎額として用いられることが多かった。ところが、そうした場合、基本給が昇給すると賞与や退職金も連動して増えてしまうため、人件費のコントロールが難しく、昇給を抑制する要因となっていた。そのため、90年代に行われた賃金改革では、基本給と他の賃金との連動を断ち切ることが1つの課題となっていた。

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世界大百科事典 第2版の解説

きほんきゅう【基本給】

賃金計算の基本となる賃金。日本の賃金体系の中核をなすもので,能率給,時間外手当のほか一時金,退職金などの算定基礎ともなる。基本給は日本では,本給,本俸,本人給などともよばれ,また年齢給勤続給,学歴給,経験給,職務給,職能給,総合給(いくつかの要素の総合評価給)などに分けられる。このうち,純粋年功賃金ともいうべき年齢給や勤続給は,今ではあまり採用されていない。これに対し,現在最も広く採用されているのは総合給である。

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大辞林 第三版の解説

きほんきゅう【基本給】

賃金を構成するもののうち、諸手当などを除いた基本的な賃金部分。本給。本俸。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

基本給
きほんきゅう

一般に賃金は基本的部分とそれ以外の付加的部分とから成り立っているが、このうち前者にあたるもの。本給、本人給などともよばれる。年齢、勤続年数、学歴などの属人的要素を基準にするもの(属人給)、職務、能力、勤務成績などの仕事的要素を基準にするもの(仕事給)、それらを総合勘案するもの(総合給)の三つに分けられるが、日本では第三の方式が広く普及している。この基本給は、諸手当、賞与、退職金などの算定基準としても用いられるため、賃金に占める意義は大きい。日本の場合、諸手当が多く、基本給が全賃金に占める比重が低いうえ、総合決定給ゆえに、決定要素や決定方法がきわめて不明確となっているなどの問題がある。[横山寿一]

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世界大百科事典内の基本給の言及

【賃金体系】より

…前者は労働協約や労働基準法にもとづく所定労働時間に対応して支払われる賃金部分のことで,後者は所定時間以上労働したときに支払われる部分である。つぎに,〈所定内賃金〉は〈基本給〉と〈業績給(能率給)〉と〈諸手当〉(家族手当住宅手当等)の三つのグループに大別される。ふつう業績給を採用していない産業や企業では,基本給+諸手当というかたちをとり,鉄鋼や造船業のように業績給を採用している企業では,基本給+業績給+諸手当という組立てをとっている。…

【年功的労使関係】より

…これは年功的昇進制度といわれる。 また,日本の企業の報酬制度の基礎である基本給は,原則として初任給と定期昇給によって決められている。初任給は採用時の基本給であり,定期昇給制度は毎年一定の時期(多くは4月1日)に全従業員の基本給を上方に改訂する制度で,この場合,個々の従業員について職務,過去1年間の勤怠,業績,能力の伸長度などを評価し,昇給額または昇給率に差を設けている。…

※「基本給」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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