ベア(読み)べあ(その他表記)Max Beer

デジタル大辞泉 「ベア」の意味・読み・例文・類語

ベア(bear)

熊。「テディーベア
下げ相場。また、下げ相場であると読んで弱気で臨むこと。熊の攻撃が腕を振り下ろす動作であることによるたとえ。→ブル

ベア(bare)

他の外来語の上に付いて、むき出しの、裸の、の意を表す。「ベアショルダー

ベア

ベースアップ」の略。

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共同通信ニュース用語解説 「ベア」の解説

ベア

基本給水準を一律で引き上げるベースアップの略称年齢や勤続年数に応じて賃金が上がる定期昇給(定昇)とは別に、賃金体系全体を底上げする。業績に応じて柔軟に上下できる一時金(ボーナス)に比べ、恒常的な人件費増額につながるため、春闘では労使が対立することが多い。

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精選版 日本国語大辞典 「ベア」の意味・読み・例文・類語

ベア

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] bear )
  2. 熊。
  3. 相場で、売り方、売り屋、弱気筋をいう。〔舶来語便覧(1912)〕

ベア

  1. 〘 名詞 〙ベースアップ」の略。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベア」の意味・わかりやすい解説

ベア(社会主義運動家)
べあ
Max Beer
(1864―1943?)

ポーランド生まれのマルクス主義者。25歳のときドイツに行き、社会主義運動に加わる。1894年イギリスに渡り、ドイツ社会民主党機関紙『フォルベルツ』の通信員となる。第一次世界大戦とともに一時ドイツに帰り、その後1940年代の初めロンドンで死去したとも、ソ連に招かれて帰化したともいわれるが、不明である。代表作に『イギリス社会主義史』(1920、増補版1929)があり、現在でもこの分野名著一つに数えられている。

[菊池理夫]


ベア(ベースアップ)
べあ

昇給

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FX用語集 「ベア」の解説

ベア

相場が下落するという弱気な見方を「ベア」といいます。ベア(Bear)は熊のことですが、熊は立ちあがって腕を上から下へ振り下ろして攻撃することから、弱気派をベアと呼びます。

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