ベア(読み)べあ(英語表記)Max Beer

共同通信ニュース用語解説 「ベア」の解説

ベア

基本給水準を一律で引き上げるベースアップ略称年齢や勤続年数に応じて賃金が上がる定期昇給(定昇)とは別に、賃金体系全体を底上げする。業績に応じて柔軟に上下できる一時金(ボーナス)に比べ、恒常的な人件費増額につながるため、春闘では労使が対立することが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベア」の意味・わかりやすい解説

ベア(社会主義運動家)
べあ
Max Beer
(1864―1943?)

ポーランド生まれのマルクス主義者。25歳のときドイツに行き、社会主義運動に加わる。1894年イギリスに渡り、ドイツ社会民主党機関紙『フォルベルツ』の通信員となる。第一次世界大戦とともに一時ドイツに帰り、その後1940年代の初めロンドンで死去したとも、ソ連に招かれて帰化したともいわれるが、不明である。代表作に『イギリス社会主義史』(1920、増補版1929)があり、現在でもこの分野名著一つに数えられている。

[菊池理夫]


ベア(ベースアップ)
べあ

昇給

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