賊心(読み)ゾクシン

デジタル大辞泉 「賊心」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐しん【賊心】

害を加えようとする心。害心
反逆しようとする心。逆心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「賊心」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐しん【賊心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ぬすみをしようとする気持盗心。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 反逆しようとする気持、考え。反逆心。
    1. [初出の実例]「事を上手に成てするすると滞る様にもなうしてをそろしう人をだしぬく様な処があって人を陥入る手だてがあるぞ。録に賊心と用も其様なぞ」(出典:史記抄(1477)一六)
    2. [その他の文献]〔史記‐衛康叔世家〕
  4. 害をあたえようとする心。害心。〔管子‐明法解〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賊心」の読み・字形・画数・意味

【賊心】ぞくしん

他を害する心。〔管子、明法解〕なる法度の制り。~故に詐欺の人、其のを欺くことを得ず。嫉妬の人、其の心を用ふることを得ず。讒(ざんゆ)の人、其の巧を施すことを得ず。

字通「賊」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android