賤ケ岳の戦

山川 日本史小辞典 改訂新版 「賤ケ岳の戦」の解説

賤ケ岳の戦
しずがたけのたたかい

1583年(天正11)4月,近江国賤ケ岳(滋賀県長浜市)付近での羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家の合戦。3月に両軍は北近江で対陣したが,岐阜で挙兵した織田信孝を討つため,4月16日,秀吉は大垣城に入った。その間隙をついて勝家が羽柴軍を襲い,秀吉は急ぎ賤ケ岳に戻り柴田軍を撃破。その折の秀吉の馬廻(うままわり)の七本槍の勇戦は有名。勝家は越前国北庄(きたのしょう)に戻るが,24日総攻撃をうけ,夫人の小谷(おだに)の方らとともに自刃。秀吉は織田信長の後継者の地位を確立した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む