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質点系 しつてんけいsystem of particles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

質点系
しつてんけい
system of particles

2個以上の質点から成る力学系。質点系の各質点に働く力は,系内の他の質点から受ける内力と系外から受ける外力とに分けられる。内力が作用反作用の法則に従うならば,内力の総和および任意の点に関する内力のモーメントの総和はゼロとなり,質量中心の運動および質量中心のまわりの回転運動は外力だけで決る。各質点の相互位置が不変な質点系を剛体という。

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デジタル大辞泉の解説

しつてん‐けい【質点系】

いくつかの質点からなる力学系。

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大辞林 第三版の解説

しつてんけい【質点系】

二個以上の質点の集合体。

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世界大百科事典内の質点系の言及

【運動】より

…たとえば後の場合糸の張力Tmv2/lでなければならない。束縛運動
【質点と質点系】
 ここまでのところで,漠然と物体と呼んですませてこられたのは,実は運動に際してその物体の大きさを気にする必要のない場合を考えていたからである。このような場合力学ではもう少し厳密に,質量をもつが点と考えてよい理想化された対象すなわち質点という概念を導入する。…

【質点】より

…斜面を転がり落ちる球のような場合には,重心運動のほかに回転運動を無視できないので質点とはみなせない。大きさをもったふつうの物体は質点が集まった質点系system of particlesとして扱う。原子や電子のような微視的粒子にまで還元すれば確かに質点系といえようが,巨視的に考え物体を連続体とみる立場でも,それを微小部分に分けてそのおのおの(それは多数の原子を含むとみてよい)を質点と考えれば,ニュートンの運動の法則が適用できる。…

※「質点系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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