質直(読み)しっちょく

精選版 日本国語大辞典 「質直」の意味・読み・例文・類語

しっ‐ちょく【質直】

〘名〙 (形動) (「しつちょく」とも) かざりけがなく正直なこと。じみでまじめなこと。また、そのさま。質朴(しつぼく)
発心集(1216頃か)三「人の心はかりがたき物なれば、必ずしも清浄質直(シツチョク)の心よりもおこらず」
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「其為人と幼少のときより質直にして虚飾を好まず」 〔論語顔淵

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「質直」の意味・読み・例文・類語

しっ‐ちょく【質直】

[名・形動]じみでまじめなこと。また、そのさま。質朴。「質直人柄

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「質直」の読み・字形・画数・意味

【質直】しつちよく

飾りけがなく、正直。〔論語、顔淵〕夫(そ)れなるは、質直にして義を好む。

字通「質」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android