質直(読み)シッチョク

デジタル大辞泉 「質直」の意味・読み・例文・類語

しっ‐ちょく【質直】

[名・形動]じみでまじめなこと。また、そのさま。質朴。「質直人柄

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精選版 日本国語大辞典 「質直」の意味・読み・例文・類語

しっ‐ちょく【質直】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しつちょく」とも ) かざりけがなく正直なこと。じみでまじめなこと。また、そのさま。質朴(しつぼく)
    1. [初出の実例]「人の心はかりがたき物なれば、必ずしも清浄質直(シツチョク)の心よりもおこらず」(出典発心集(1216頃か)三)
    2. 「其為人と幼少のときより質直にして虚飾を好まず」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)
    3. [その他の文献]〔論語‐顔淵〕

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普及版 字通 「質直」の読み・字形・画数・意味

【質直】しつちよく

飾りけがなく、正直。〔論語顔淵〕夫(そ)れなるは、質直にして義を好む。

字通「質」の項目を見る

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