賾・頤(読み)おぎろ

精選版 日本国語大辞典 「賾・頤」の意味・読み・例文・類語

おぎろ【賾・頤】

〘名〙 (形動)
① 広大であること。深遠であるさま。また、その事柄。深遠な道理
書紀(720)欽明六年九月(寛文版訓)「蓋(けだ)し聞く、丈六の仏を造りたてまつる功徳(のりのわざ)甚大(オギロ)なり」
② 程度がはなはだしいこと。なみたいていではないさま。
太平記(14C後)二五「一足も引かず討死すべしと、神水を飲みてぞ打ち立ちける。事の頤(ヲギロ)(まこと)に思ひ切ったる体(てい)かなと」
うそや作りごとで人をほめ喜ばせようとするさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android