赤人(読み)あかきひと

精選版 日本国語大辞典 「赤人」の意味・読み・例文・類語

あかき【赤】 人(ひと)

  1. 束帯姿の五位官人。五位の官人は束帯に緋色(ひいろ)の袍(ほう)を着たのでいう。
    1. [初出の実例]「かれがいできつる車のもとには、あかき人、くろき人、おしこりて、かずも知らぬほどにたてりけり」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

あか‐ひと【赤人】

  1. 〘 名詞 〙 ( あから顔の人の意、また、赤色の服を着ていたところからとも ) 近世西洋人、とくに、蝦夷(えぞ)地の千島に来たロシア人をさして呼んだ語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android