赤保内村(読み)あかぼないむら

日本歴史地名大系 「赤保内村」の解説

赤保内村
あかぼないむら

[現在地名]階上町赤保内

八戸はちのへ城下(現八戸市)南東、階上岳北麓の丘陵地に位置する。北西大渡おおわたり川が北流し、南東を道仏どうぶつ川が東流する。東は道仏村、西は鳥屋部とやべ村・角柄折つのがらおり村、南は野沢のさわ村、北は金浜かねはま(現八戸市)に接する。

元和四年(一六二七)知行目録に「七拾九石七斗五升三合 赤符内」とあり、藩政当初は盛岡藩に属し、根城南部氏に給されていた。寛文四年(一六六四)八戸藩の創設とともに同藩領に編入。八戸藩日記の延宝三年(一六七五)三月五日条に「浜山根御代官所之内赤保内村へ弥次右衛門殿新田野竿打被遣」とみえ、検地が行われている。元禄一〇年(一六九七)の郷村御内所高帳には鳥屋部通とやべどおり村三ヵ村の一として村名がみえ、高六四・三一九石、うち畑三四・六五石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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