赤垣内遺跡(読み)あかがいといせき

日本歴史地名大系 「赤垣内遺跡」の解説

赤垣内遺跡
あかがいといせき

[現在地名]玉城町野篠 赤垣内

野篠のじの集落のすぐ南西の畑に所在する。外城田ときだ川に並行して東西に延びる蚊野かの丘陵の南縁で、前面には三郷さんごう川の谷底平地が広がる。標高は二七メートル前後。昭和四八年(一九七三)約一千平方メートルが発掘調査され、弥生時代より鎌倉時代までの各時代に断続的に営まれた集落跡で、遺跡は調査個所以外に町道の北側にも広がるものと想像される。調査区の東部分に弥生時代の竪穴住居八戸が重複しており、西側に倉庫と考えられる掘立柱建物があり、この時期の集落は三―四戸の住居と倉庫で構成されていたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android