赤外線ガス分析計(読み)せきがいせんガスぶんせきけい(その他表記)infrared gas analyser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤外線ガス分析計」の意味・わかりやすい解説

赤外線ガス分析計
せきがいせんガスぶんせきけい
infrared gas analyser

気体赤外線を照射してガス成分を分析する計器。赤外線を受けた気体分子は,分子の種類ごとに異なった波長の赤外線を選択的に吸収して,分子の構造に応じた固有振動が誘発される。これを利用して,吸収される赤外線の波長からガスの成分分子を同定して定性分析,吸収の強度を測定して成分濃度を定量分析できる。自動車排気ガス中の一酸化炭素の濃度測定用として使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む