赤松子(読み)せきしょうし

精選版 日本国語大辞典 「赤松子」の意味・読み・例文・類語

せきしょう‐し【赤松子】

  1. 中国、上古の仙人神農の時の雨師で、崑崙山に入って仙道を得た。後世にいたって漢の張良弟子となったという伝説がある。赤松。→松喬(しょうきょう)
    1. [初出の実例]「追従赤松子、避世独超然」(出典文華秀麗集(818)中・賦得張子房〈嵯峨天皇〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の赤松子の言及

【唾液】より

…唾液中にあるパロチンというホルモンは間葉系組織の生理的な発育と栄養に役立ち,緒方知三郎によれば強精効果もあるという。《玉房指要》には彭祖(ほうそ)の言として,五臓が分泌する液は舌に集まるので,神農(しんのう)のころの雨をつかさどる仙人赤松子のように美女の唾を飲めば穀類をとる必要がなく,交接の最中に女性の舌を吸って唾液をたくさん飲みこめば胃炎や乏尿に効き,皮膚は潤って〈姿処女のごとし〉とある。 エジプト神話の中では,テム神の唾からシュー神とテフヌート神が生まれてくる(W.バッジ《エジプト人の神々》)。…

※「赤松子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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