雨師(読み)ウシ(その他表記)Yǔ shī

デジタル大辞泉 「雨師」の意味・読み・例文・類語

う‐し【雨師】

雨をつかさどる神。
「―道を清め、風伯塵を払ふ」〈太平記一一

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精選版 日本国語大辞典 「雨師」の意味・読み・例文・類語

う‐し【雨師】

  1. 〘 名詞 〙 雨の神。雨をつかさどる神。
    1. [初出の実例]「疑是天中梅柳地。雨師風伯猟玄花」(出典凌雲集(814)詠雪〈藤原道雄〉)
    2. 「雨師(ウシ)道を清め、風伯(ふうはく)塵を払ふ」(出典:太平記(14C後)一一)
    3. [その他の文献]〔周礼‐春宮・大宗伯〕

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改訂新版 世界大百科事典 「雨師」の意味・わかりやすい解説

雨師 (うし)
Yǔ shī

古代中国で雨をつかさどる雨神をいう。歴代王朝は雨師廟をまつってきた。古書に〈屛翳へいえい)〉〈玄冥〉などの雨師の名が見える。〈畢宿(ひつしゆく)〉という星が雨を降らすとも信じられた。《山海経(せんがいきよう)》に見える黄帝蚩尤(しゆう)の戦争神話に風,雷,雨,干ばつの神々が登場するが,黄帝の命を受けて参戦する〈応竜〉という翼のある竜は雨をつかさどる神である。竜王は古来雨神とされ,農民雨乞いの対象となってきた。
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普及版 字通 「雨師」の読み・字形・画数・意味

【雨師】うし

雨の神。

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