朝日日本歴史人物事典 「赤松源右衛門」の解説
赤松源右衛門
生年:生年不詳
享保18(1733)年丹後(京都府)田辺藩領に起きた百姓一揆の指導者のひとり。加佐郡二箇村(大江町)の年寄。前年の凶作と由良川の洪水は周辺村々に多大な被害をもたらし,源右衛門は同村佐兵衛らとはかり決起,夫食米貸与,年貢率引き下げなどを要求したが,捕らえられ獄門の刑を受けた。地元では源右衛門,佐兵衛を赤松兄弟とし稲荷社として祭っている。
(藪田貫)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報