赤松雲嶺(読み)アカマツ ウンレイ

20世紀日本人名事典 「赤松雲嶺」の解説

赤松 雲嶺
アカマツ ウンレイ

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治25(1892)年12月12日

没年
昭和33(1958)年10月16日

出生地
大阪市南堀江町

本名
赤松 好亮

経歴
明治32年大阪の小山雲泉に入門して南画を学び、日本南宗画会などに出品。雲泉没後、45年姫島竹外師事する。大正4年第9回文展に「渓山清趣」が初入選、以後官展を中心に出品し、昭和5年帝展無鑑査となる。また大正12年日本南画院同人となり、自ら画塾墨雲社を主宰。写実味の強い水墨山水を得意とした。主な作品に「惜春」「金風万籟」「木曽川」などがあり、他に大阪府から東久邇宮献上の「金剛山の図」、秩父宮へ献上の「高槻名所の図」、天皇神戸行幸の際衝立に揮毫の「玉堂富貴の図」、生駒宝山寺多宝塔壁画「八祖像」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「赤松雲嶺」の解説

赤松雲嶺 あかまつ-うんれい

1892-1958 大正-昭和時代の日本画家。
明治25年12月12日生まれ。小山雲泉,姫島竹外に師事。大正4年文展で「渓山清趣」が初入選,以後帝展,新文展,日展などで活躍。また12年日本南画院同人となり,画塾墨雲社を主宰した。昭和33年10月16日死去。65歳。大阪出身。本名は好亮。作品に「金剛山の図」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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