赤淵神社(読み)あかぶちじんじや

日本歴史地名大系 「赤淵神社」の解説

赤淵神社
あかぶちじんじや

[現在地名]和田山町枚田

枚田ひらた鎮座。旧村社。「延喜式」神名帳に記す朝来郡九座の一つ「赤淵神社」は当地の同名社(旧県社)に比定される。田道間国造日下部足尼家譜大綱(粟鹿神社蔵)では但馬国造の祖を日下部足尼とし、赤淵足尼命のことは記されないが、「神祇志料」などにみえる所伝では赤淵足尼命を祖としており、これを祭神とすると伝える。その後裔という八木氏の崇敬を受け、室町期から隆盛をみるようになったという。鎌倉時代に社領田は国衙領で、弘安八年(一二八五)の但馬国太田文では朝来郡国衙領の中に「赤淵社 十一町百六十八歩」とみえ、「地頭中務太郎以清・同舎弟土用鶴丸」の注記があり、社領田の内訳は、流失九反半、神田二町一反、定田八町一六八歩である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 さなか 後世 一族

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む