赤膚山(読み)あかはだやま

精選版 日本国語大辞典 「赤膚山」の意味・読み・例文・類語

あかはだ‐やま【赤膚山】

  1. 奈良市西ノ京西方の五条山のこと。唐招提寺の西にある不毛の山で、赤土赤膚焼原料となる。波哆岳岬(はだのおか)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「赤膚山」の解説

赤膚山
あかはだやま

西ノ京西方の丘陵地帯。「大和志」に「在五条村西兀然一丘赤土不毛」とみえる。付近一帯は古くからの窯業地で、「大乗院雑事記」長禄三年(一四五九)五月二八日条に興福寺大乗院方の座として「ヒハチ西京」がみられ、近世でも奈良風炉産地として知られ(和州巡覧記)、現代でも赤膚焼の陶器が作られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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