超原子(読み)チョウゲンシ

デジタル大辞泉 「超原子」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐げんし〔テウ‐〕【超原子】

数個から数十個の原子が集まり、価電子数を同じくする別の原子や分子に似た性質を示すクラスター。1990年頃に発見され、13個のアルミニウムが結合しハロゲン原子に似た性質を示すものや、ニッケルチタン酸素)、パラジウムジルコニウム酸素)、プラチナタングステン炭素)などの組み合わせが知られる。高価で希少な金属を安価な超原子で代替するといった応用が考えられている。スーパーアトム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android