超・首都圏化(読み)ちょう・しゅとけんか(英語表記)expansion of Tokyo metropolis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超・首都圏化」の意味・わかりやすい解説

超・首都圏化
ちょう・しゅとけんか
expansion of Tokyo metropolis

東京が集中分散の動きを共に含みながら拡延し,地方との関係を強めていく姿をいう。超・首都圏化には,2つの潮流がある。1つは東京圏 (首都圏) そのものの大幅な拡大 (50km圏から 100km圏へ) であり,他の1つは東京を中心としたネットワークによる地方との一体化の動きである。後者のネットワーク型都市圏とは,業務核都市と副首都的な地方中枢都市 (大阪,名古屋,京都,神戸仙台広島福岡など) が,それぞれ交通・通信ネットワークで結ばれ,一体的に機能する都市圏である。超・首都圏の形成は,都市・地域開発,ネットワーク事業,サービス業の各分野にわたって新しい事業形態を生み出す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android