足打(読み)あしうち

精選版 日本国語大辞典 「足打」の意味・読み・例文・類語

あし‐うち【足打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 足を打つこと、また、足の疲れをとるために、足をもみたたくこと。
    1. [初出の実例]「単身(ひとり)越路の旅に出でて、あしうちせしこそあはれなりしか」(出典梁塵秘抄(1179頃)二)
  3. 器物に足を取り付けること。また、足付きの器。
    1. [初出の実例]「兵部卿へかはこ一つ、足打一つ等預置了」(出典:言経卿記‐文祿元年(1592)一二月一四日)
  4. あしうちおしき(足打折敷)」の略。
    1. [初出の実例]「朝粥、北殿御うへにて参候。粥足打也」(出典:石山本願寺日記‐私心記・天文一八年(1549)正月一五日)
  5. 足を使って打ち紐を組み上げること。
  6. 水泳で、両足を交互にばたばたさせ、水面を打って推進力をつけること。ばた足。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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