精選版 日本国語大辞典 「足抜」の意味・読み・例文・類語
あし‐ぬき【足抜】
〘名〙
① 足を抜きあげるようにして音を立てずに歩くこと。抜き足。
② 歩を移すこと。その場を脱け出ること。
③ ある境遇や状況から脱け出ること。
※大淵代抄(1630頃)八「世尊の圏裡に落ちて、且つ、出身の路無いこと、足(あシ)ぬきのせられぬことだ」
※人間(1938)〈高見順〉「足抜きでもされてはと思ってんのかな」
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