足立克己(読み)アダチ カツミ

20世紀日本人名事典 「足立克己」の解説

足立 克己
アダチ カツミ

昭和・平成期の漫才作家



生年
昭和7(1932)年

没年
平成12(2000)年1月19日

出生地
大阪府大阪市

学歴〔年〕
和歌山大学経済学部卒

経歴
昭和31年NHKに応募した漫才台本が採用されたことがきっかけで秋田実師事。松竹芸能文芸部を経て、フリーに。漫才台本の創作は2000本以上、中田ダイマルラケット、横山やすし・西川きよし、宮川大助・花子ら上方漫才師に台本を書き下ろした。54年から始まった毎日放送「上方漫才まつり」の番組構成を初回から手がけた。59年漫才作家生活30年の記念リサイタルを開催。生涯に書いた台本は2千を超す。スポーツ紙やラジオで競馬予想でも活躍著書に「じすいず漫才―愛すべき芸人たち」、「いいたい放題 上方漫才史」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「足立克己」の解説

足立克己 あだち-かつみ

1932-2000 昭和後期-平成時代の漫才作家。
昭和7年11月4日生まれ。秋田実に師事し,松竹芸能文芸部をへてフリーとなる。中田ダイマル・ラケット,横山やすし・西川きよし,宮川大助・花子ら関西の漫才師に台本をかき,執筆数は2000本をこえた。新聞,ラジオの競馬予想でも活躍。平成12年1月19日死去。67歳。大阪出身。和歌山大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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