漫才作家。本名林広次。大阪生まれ。東京帝国大学支那(しな)哲学科に学ぶ。1934年(昭和9)吉本興業文芸部に所属後、漫才台本を次々と執筆し、多数の優れた漫才師を育成した。また、NHK演芸台本研究会を創設し、放送台本、構成に尽力してNHK放送文化賞を受賞。「漫才作家くらぶ」、雑誌『漫才』を主宰。『秋田実漫才選集』(1973)、『私は漫才作者』(1975)、『日本語と笑い』(1976)など著書も多い。上方(かみがた)漫才の育成に貢献し、大衆芸能発展に大きな業績を残した。
[関山和夫]
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…落語や講談と違って万才は形の決まらない即興の話芸であり,その不定形の様式が,この時代に万才の発展した原因である。そのように万才の様式を使い慣らしたのは横山エンタツ(1896‐1971)であり,彼が相方の花菱アチャコ(1897‐1974)との掛合いですでに手がかりをつかんでいた話芸の芽をさらに大きく伸ばしたのは,朝日新聞大阪本社の白石凡(1898‐1984)が,彼を秋田実(1905‐78)に引き合わせたのが機縁となっている。秋田実は大阪生れで,東京大学中国哲学科に在学中,日本労働組合全国協議会傘下の機関誌部に入り,非合法の活動に加わった。…
※「秋田実」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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