足込村(読み)あしごめむら

日本歴史地名大系 「足込村」の解説

足込村
あしごめむら

[現在地名]東栄町足込

本郷の別所ほんごうのべつしよ村付近へ南流して、大千瀬おおちせ川に注ぎ込む足込川の上流に位置する。延宝三年(一六七五)検地により、高二八三石余を検出。幕末の戸口は七四戸・四三七人(北設楽郡史)。字西川合にしかわいの曹洞宗慶泉けいせん寺は、元和二年(一六一六)月巣舜鶴の中興という。

正月四日にシシ祭が行われた。「参遠山村手記」の伝えるところによれば、村内天満天神の森において行われたという。シシの腹を割くと称して、俵に入れた白餅団子を取出して神饌とし、残りを各人が食した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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