距離指数(読み)キョリシスウ(その他表記)distance modulus

デジタル大辞泉 「距離指数」の意味・読み・例文・類語

きょり‐しすう【距離指数】

見かけの等級から絶対等級を引いた差。天体距離を示すのに使う。天体が遠くにあるほど指数は大きくなる。

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精選版 日本国語大辞典 「距離指数」の意味・読み・例文・類語

きょり‐しすう【距離指数】

  1. 〘 名詞 〙 見かけの等級から絶対等級を引いた差のこと。天体の距離と一定関係があるので、天体距離を表わす数として用いられる。

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改訂新版 世界大百科事典 「距離指数」の意味・わかりやすい解説

距離指数 (きょりしすう)
distance modulus

天体の距離の表現法の一つで,天体の見かけの等級mと絶対等級Mの差mMをいう。絶対等級とは10パーセク(32.6光年)の距離から見た天体の等級のことである。1等級差は光量にして1004倍の差に等しいこと,光の強さは距離r(パーセク)の2乗に逆比例することから,天体の距離指数と距離r(パーセク)との関係はmM=-5.0+5.0 log10rによって与えられる。
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法則の辞典 「距離指数」の解説

距離指数【distance index】

天体の絶対等級(10パーセクの位置問題の天体をおいたときの明るさの等級)M,パーセク単位で表した地球と天体の距離を r,天体の見かけの等級を m としたとき

mM=5log r-5

なる関係が成立する.ここで mM は天体までの距離と密接に関係した量で,これを距離指数という.見かけの等級は実測で求められるので,何らかの別の手段で絶対等級が求められれば,天体までの距離が計算可能となる.

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百科事典マイペディア 「距離指数」の意味・わかりやすい解説

距離指数【きょりしすう】

天体の見かけの等級と絶対等級の差のことで,天体までの距離を表すのに用いられる。見かけの等級をm,絶対等級をM,パーセクで表した天体の距離をrとすると,m−M=−5.0+5.0log1(/0)rの関係がある。

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